活動報告
中学生海外体験学習 引率者8名の体制は適生か?

区民文教委員会では、報告事項の令和8年度に実施予定の「中学生海外体験学習事業」について質疑を行いました。
この事業は、中央区の中学生20名を姉妹都市であるオーストラリア・サザランド市へ派遣し、ホームステイや現地校との交流を通じて国際感覚を養う大変意義のある取組です。
私自身、これまで世界各国で多様な文化や教育に触れてきた経験から、子どもたちが若いうちに海外を体験する機会は非常に重要だと考えており、この事業そのものは高く評価しています。
引率者8名の内訳を質問
一方で、今回の計画では生徒20名に対して引率者が8名となっていました。
引率者8名の具体的な内訳と、それぞれの役割について確認しました。
区の回答
区からは次のような説明がありました。
| 人数 | 役職 | 役割 |
| 1名 | 団長(中学校長会から選出) | 派遣団全体の総括・指揮 |
| 5名 | 各区立中学校の教員 | 生徒引率、事前学習、現地での指導・記録など |
| 1名 | 教育委員会指導主事 | 専門的な指導・支援 |
| 1名 | 担当係員 | 事務局としての実務対応 |
| 合計8名 |
また、教員5名については、区内5校の中学校からそれぞれ1名ずつ選出しているとの説明がありました。
他自治体と比較すると非常に手厚い体制
私は事前に他自治体の海外派遣事業も調査しました。
自治体によって差はありますが、16~20名程度の生徒に対して引率者3~4名程度という事例が多く見られます。
一方、中央区は20名の生徒に対して8名の引率者です。
もちろん、安全確保やホームステイ中のきめ細かな対応は重要です。
しかし、生徒2.5人に対して大人1人という体制は、他自治体と比較しても極めて手厚い体制と言えます。
一人でも多くの子どもたちに海外体験の機会を
安全性の確保を前提としつつ、引率体制のあり方を検証し、その分を生徒枠の拡大に充てることについても検討を求めました。
海外体験は、多感な時期の子どもたちにとって人生を大きく変える可能性があります。
だからこそ、大人の人数を増やすことよりも、一人でも多くの中学生が海外を体験できる環境づくりを優先すべきではないでしょうか。
今後に向けて
私は安全対策を軽視しているわけではありません。
その一方で、限られた税金をどのように使えば、より多くの子どもたちに学びの機会を届けられるのかという視点も大切だと考えています。
今後も「子どもファースト」と「税金の有効活用」の両立を意識しながら、中央区の教育施策について提案を続けてまいります。






