アルールうた子
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活動報告

区民生活等安全・安心特別委員会での質疑 中央区版マンション風水害対策について

区民の9割以上がマンションに居住する中央区において、「安心安全」が「ある」は、アルールうた子の最も重要なモットーです。区民生活等安全・安心特別委員会において、気候変動時代に対応した「中央区版マンション風水害対策」について、一歩踏み込んだ質疑を行いました。

知られていない「助成金・制度」があるという残念な現実

風水害は地震とは異なり、数日前から予測が可能な「進行型災害」です。そのため、事前の備えによって被害を最小限に抑えることができます。

中央区や東京都には、マンション防災のための手厚い補助や強力な支援制度がすでに用意されています。

 東京都とどまるマンション制度🔗https://www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/bousai/02lcp-shien/02fukyusokushin/

優良マンション認定制度: 防災訓練の実施やコミュニティ形成、必要な防災資機材の購入への補助を受けられる制度

 マニュアル作成支援: 防災専門員を派遣し、各マンションの実態に合わせた防災手引きの作成を支援する制度

しかし、この素晴らしい支援策が「多くの区民や管理組合の皆さまに知られておらず、十分に活用されていない」という非常に残念な現状があります。

例えば、優良マンション認定の登録件数は現在わずか121件にとどまっています。制度があるのに使われない現実を変え、普及啓発を徹底的に強化していくことが急務です。🔗https://www.city.chuo.lg.jp/a0011/bousaianzen/bousai/bousaitaisaku/kousoujuutaku/kousoubosaitaisakuninteiseido.html

上層階でも他人事ではない!マンション特有の立体的なリスク

一般的には「マンションの上層階なら安全」「在宅避難ができる」と思われがちですが、ここにも大きな盲点があります。道路が冠水していなくても、建物の構造特有の内部被災が発生し、生活継続が困難になる事例があるのです。

 地下の電気設備や排水ポンプの浸水による、全館停電・断水、地下駐車場浸水での車水没

 エレベーター停止による高層階の孤立 ベランダの排水能力オーバーによる室内への床上浸水

実は、私自身も過去の豪雨の際、ベランダから雨水が激しく浸水し、下階への漏水も重なって2週間もホテル暮らしを余儀なくされた「被災者」としての経験があります。マンション防災は、決して他人事ではありません。

【動画】当時のリアルな床上浸水被害の様子を公開していますhttps://www.youtube.com/watch?v=JBD7br3VC7E

国・都の「事前防災」を先取りしたタイムラインの策定を提言

国(国土交通省)や東京都(東京マイ・タイムライン)でも、時間軸に沿った避難行動計画である「タイムライン」の普及が進められていますが、これらは主に個人や行政機関を対象としたものです。

暮らしの9割がマンションである中央区だからこそ、管理組合やマンション単位で「いつ、誰が、止水板の設置などの行動を起こすか」を明確にした、独自の「中央区版マンション風水害タイムライン」の手引きやモデル様式を、全国に先駆けて整備すべきだと強く提言しました。

区からも、マンション特有のリスクに対する備えや、事前の周知徹底の必要性を認め、国や都の指針を注視しながら区の施策へ反映できるよう「前向きに検討・研究を継続する」との答弁を得ました。

これからの課題と取り組み

今回の質疑を一つのステップとして、以下の課題を具体的にカタチにしてまいります。

1. 優良マンション認定の拡大とインセンティブ・広報手段の具体化

2. 区民がすぐに使えるマンション内部リスクの可視化(チェックリスト等の整理)

3. 中央区独自のマンション風水害タイムラインの策定スケジュール明確化

4. 雨水枡など区所管施設の事前点検・保守の標準化

「安心がある、安全がある」中央区を創るため、大切な制度がしっかりと区民の皆さまに届き、活用されるよう、これからも実効性のある政策提案を続けてまいります。