アルールうた子
アルールうた子

活動報告

築地地区まちづくり協議会を傍聴

先日、大注目の「築地地区まちづくり協議会」が開催され、区民の皆様の生活環境と安全を守るため、熱い議論を現場で傍聴

総延床面積約126万㎡、2030年代前半の開業を目指すこの巨大プロジェクト。未来の築地がどんな姿になるのか、まずは開発業者が公開しているワクワクするイメージ映像(YouTube)をぜひご覧ください。https://youtu.be/DPVVC18O2ko

(※上のURLを貼り付けると、自動的に動画プレイヤーに切り替わります)

傍聴で浮き彫りになった、地元のリアルな「懸念の声」

イメージ映像を見ると未来への夢が膨らみますが、実際に商売をされ生活されている周辺住民の皆様や地元からは、非常に切実で具体的な懸念の声が多数上がっていました。

・5万人規模の人流・物流による周辺道路の局所的大渋滞

・施設から出入りする車による渋滞を前提とした、信号現示(青信号の時間配分など)の適切化を求める声

・住宅エリアへの観客の流入や、周辺の違法駐車・迷惑駐車への不安

・「そもそも首都高晴海線の出口は本当に必要なのか?」という根本的な疑問

今回の協議会資料では、新大橋通りを跨ぐ「3本の歩行者デッキ」の整備(市場橋交差点デッキを最優先)や、場外市場向けの暫定駐車場(100〜160台分)の確保、海上輸送の活用など、中央区が強く要望してきた事項が一定のアップデートとして計画に反映されました。開発業者も区の要望に真摯に向き合っている姿勢は見られます。

しかし、これらの対策をもってしても、周辺道路のキャパシティや交通インフラの根本的な問題が解決されなければ、区民の安心・安全な暮らしを守ることはできません。

政治と民間の力を結集!「都心臨海地下鉄新線早期開通」へ向けた私の質問

この巨大プロジェクトを成功させる最大の鍵、それこそが交通課題の解決、なかんずく「都心部・臨海地域地下鉄新線の早期開通」です。

アリーナ等の施設が2030年代前半に開業するのに対し、地下鉄の全線開通目標は2040年代前半。この「約10年間の交通空白期間」をどう乗り越えるかが、まさにこのプロジェクトの核心です。

そこで私は、この協議会に先立って行われた質疑において、この地下鉄問題に関して開発業者へ以下のような直球の質問をぶつけました。

「地下鉄の事業化は、中央区そして貴社が展開する施設にとっても共通の最重要インフラのはず。行政の結論をただ待つのではなく、民間トップランナーとしての高度な開発ノウハウを活かし、早期開通に向けて民間側からも戦略的なアプローチ(将来の駅舎や地下通路を見据えた先行一体施工のシミュレーションなど)を主体的に仕掛けるべきのではないか!」

事実、この都心部・臨海地域地下鉄新線は、国や東京都が「ただ検討している段階」ではなく、すでに国(国土交通省)の答申を踏まえ、東京都が事業主体として明確に事業化の舵を切っています。

東京都は「事業計画検討会」を設置して具体的な事業計画案を公表しており、さらに東京都、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)、そして運行を担う予定の東京臨海高速鉄道株式会社(TWR)の3者による実務的な合意もなされ、現在は駅舎やシールドトンネルの概略設計、構造干渉の調査といった極めて実践的なプロセスが進行中です。国政へはこの新線をつくばエクスプレス(TX)や羽田空港へと繋ぐ国家プロジェクトとして推進すべく、今年(2026年)5月にも強力な陳情活動を展開されました。

このように行政側が「事業化の確実なレール」を敷いて動いているからこそ、開発を先導する民間企業体(ワンパークワンタウン)に対しても、「都の動きを待つだけでなく、アリーナ等の地下工事に合わせて駅舎構造の先行一体施工をシミュレーションするなど、民間トップランナーとして主体的なハンドリングを行うべきだ」と、私は強く要望しました。 

国政が「予算や大枠」を動かそうとする今だからこそ、私は、足元の渋滞・人流パンク対策、違法駐車の徹底排除、そして場外市場との共存というリアルな約束を、民間業者が真摯に受け止めそして行政が停滞させる事ないように取り組んでいきます。

築地まちづくり アップデートのポイント

今回の協議会で示された、中央区の要望が反映された主なポイント(概要)です。

【防災・安全の強化】

・区が管理する住民用の防災備蓄倉庫(約30㎡×2か所)の整備が決定

・地域の守り手である「地元消防団の活動施設(約20㎡)」の確保

・敷地内に最大48,000㎡の一時滞在スペースを整備

【歩行者空間の整備】

・新大橋通りを跨ぐ「3本の歩行者デッキ」の整備方針を開発計画に正式反映

・「市場橋交差点デッキ」の早期実現を最優先で協議

【場外市場への継続的支援】

・工事期間中も、跡地内に代替駐車場・荷捌き場(100〜160台分)を暫定確保

・完成後も、場外市場用を含めた300台以上の来街者駐車場を検討

・場外市場専用の自転車駐輪場67台、自動二輪車駐車場57台を整備

【環境・景観への配慮】

・敷地全体で「緑化率40%以上」を確保

・歴史を継承する「扇」のデザインをスタジアム屋根等に採用

・新大橋通り沿いの高層部を分割し、周辺への圧迫感を軽減

【工事中のクオリティ確保】

・周辺道路の渋滞を防ぐため、船着場を活用した「建築資材の海上輸送」を最大限に推進

これからに向けて

イベント終了後に一斉に溢れ出す5万人の誘導や、周辺住宅街への影響、信号コントロールの最適化など、解決すべき宿題はまだまだ山積みです。

地域の歴史と活気を未来へつなぎつつ、区民の皆様の「安心・安全な生活環境」が何よりも最優先される開発となるよう、国政ともしっかり連携しながら、引き続き議会の場から厳しくチェックと提言を続けてまいります!

皆様からのご意見や、地域の現場で見える課題なども、ぜひお気軽にお寄せください。

開発業者(築地まちづくり株式会社)公式ページ: https://tsukiji-machizukuri.jp/