活動報告
【視察レポート】中央区のインフラ長寿命化と猛暑・熱中症対策に向けて――「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2026」を視察しました
東京ビッグサイトで開催された「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2026」および「第12回 猛暑対策展」の視察を行いました。
地球温暖化の進行に伴う「命に関わる猛暑」への迅速な対策、そして高度経済成長期以降に整備され、一斉に老朽化が進む社会インフラの維持管理は、我が中央区にとっても持続可能な都市運営における最優先課題です。
橋梁の長寿命化に向けた予防保全技術:日本に1台の特殊点検車を体験

今回の視察では、区民の皆様の安全を守り、将来的な行政コストを最適化するための『最先端技術」を実際に体験し、中央区へどのように反映できるかを視察しました。
中央区は隅田川をはじめとする多くの河川があり、美しい橋が数多く存在する街です。
インフラを「壊れてから直す」のではなく、痛む前に先手を打つ「予防保全」への移行が重要です。
この課題のヒントとして今回は橋脚の点検や劣化補修に用いられる、日本に1台しかない特殊メンテナンス車両のゴンドラ作業台に実際乗らせていただきました。
どんなに機械化、AI化されても最後はやはり人の手でコンコンと叩いて診るためにはこのようなゴンドラ車は作業効率化で重要だと実感しました。
こうした最新鋭の点検アセットを活用し、地中に埋設された管路や電線共同溝などの非破壊検査と合わせて高精度な維持管理を行うことで、道路陥没や災害時のインフラ機能停止リスクを最小限に抑えつつ、将来的な修繕・管理コストを賢く削減することができます。
「猛暑対策展」での気づき:区民行事、避難所、働く現場を守る
今回の猛暑対策展では、中央区の公園や公共施設への遮熱塗料の塗布、さらに指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の機能強化に直結する、多くの新しいミスト設備や冷気創出デバイスを確認しました。
特に区政の現場にすぐさま導入すべきだと感じたのが、以下のソリューションです。
地域行事や避難所での暑さ対策
中央区で非常に盛んな夏の納涼会や盆踊り会場、そして災害時における避難所や救護所のテントなどへ、電源不要の「バッテリー内蔵型ポータブル冷却装置」のリース導入を進めるべきです。電源の確保が難しい屋外環境においても、即座に安全で涼しい休憩空間を確保できるため、現実的かつ機動性の高い熱中症対策となります。
屋外で稼働する行政従事者の安全確保
連日の猛暑下でも、区民生活を守るために屋外で清掃や土木、緑化管理などの業務にあたってくださる役所職員や関係従事者の方々の労働環境改善も急務です。
会場では、最新のファン内蔵・水冷式の冷却ベストやヘルメット用デバイスなど、すぐに実用可能な装備を数多く調査しました。持ち帰った専門パンフレットをもとに、関係担当課と情報を共有し、現場作業における安全体制の強化を働きかけていきます。
デジタル技術(DX)とAIを駆使した効率的な行政管理
インフラメンテナンスの分野では、現場に行かずとも点検や管理を完結できる、AIやDXの活用事例が驚くべき進化を遂げていました。
スマートフォンをかざすだけで高精度な3次元測量ができるアプリや、AI画像診断によって劣化箇所を早期に自動検出するスマート計測ツールの実演を確認しました。
日常的な道路や公園の管理コストを大幅に削減できるだけでなく、万が一の災害発生時にも現地状況をスマートデバイスから即座にデータ化して共有できるため、復旧活動のスピード向上に直結します。日本の高い技術力を、これからの防災・減災に一刻も早く取り入れていく必要があります。
これから
現場で触れた日本の素晴らしい技術力と熱気には、本当に心が躍りました。これらの革新技術をただの展示で終わらせず、一日も早く中央区の地域課題の解決へ結びつけることが私たちの重要な役割です。
本日持ち帰った多くのパンフレットや体験データを区の担当課に丁寧に届け、これからの予算要望や本会議での政策提言にしっかりと活かしていきます。






