活動報告
「お隣さんのもしも」であなたのマンション価値が下がる理由

お隣さんの「もしも」は他人事じゃない。あなたのマンションの資産価値を守る「中央区のサポート」
「孤独死は悲しいけれど、自分には関係ない」……そう思っていませんか? 実は、中央区のマンションにおいて、単身高齢者の孤立は「全居住者の資産価値」に関わる重大な問題なのです。
中央区は高齢者率は14%程度ですが、実は単身高齢者率が都内でも非常に高い特徴があります。
先日参加した「マンション管理組合交流会」での議論をもとに、私たち中央区民が知っておくべき「リスク」と「備え」について整理しました。
1. 誰もいなくなった部屋が「マンションの負担」になる理由
単身の高齢者が亡くなり、身寄りがない(または親族が相続を放棄した)場合、その部屋は「持ち主不在」のまま放置されてしまいます。
管理組合(つまり居住者の皆様)が直面するのは、主に以下の2つの大きなリスクです。
① 「100万円」もの持ち出しが発生する!?
誰もいない部屋の片付けや売却を進めるには、裁判所に「相続財産清算人(管財人)」を選んでもらう必要があります。
しかし、その手続きには「予納金」として、管理組合が数十万〜100万円程度を裁判所に立て替え払いしなければならないケースが多々あります。
本来、大規模修繕などに使うはずの皆様の「修繕積立金」が、こうした予期せぬ出費に消えてしまうのです。
② マンションの「格付け(ランク)」が下がる
今、マンションには「管理の質」を評価する格付け制度(マンション管理適正評価制度)があります。
- 孤独死で支払いが止まる ➔ 管理費の滞納率が上がる ➔ マンションの評価ランクが下がるランクが下がると、中古で売却する際の価格が下がったり、住宅ローンの優遇が受けられなくなったりと、全戸の資産価値に悪影響を及ぼします。
2. 資産価値を守るために。今すぐ使える「中央区のセーフティネット」
こうした事態を防ぐ一番の方法は、「異変にいち早く気づくこと」です。中央区には、個人でも管理組合でも活用できるメニューがあります。
■ 24時間見守る「緊急通報システム」
高齢者の安全を守るボタン一つで看護師などの専門スタッフに通報できるシステムです。管理組合で単身高齢者の方々へぜひご紹介してみては如何ですか?
■ 地域で支える「あんしん協力員」への補助
地域のボランティアが街中や戸別見守り活動を行う団体へ中央区から活動費の補助が出ます。現在町会や自治会、マンション単位で活動されています。「おせっかい」ではなく「資産を守る活動」として、管理組合で導入を検討する価値があります。
■ 「災害時地域たすけあい名簿」への登録
「誰が助けを必要としているか」を区と地域で共有する名簿です。
登録を推奨することで、災害時だけでなく日常的な見守りのネットワークが強固になります。
3. 結局、最強の対策は「あいさつ」です
どんなに優れたシステムも、最後は「人の目」には敵いません。
- 「新聞が溜まっている」
- 「夜になっても電気がつかない」
- 「洗濯物がずっと干しっぱなし」
こうした小さな気づきが、マンションを、そして皆様の資産を守ります。日頃から地域コミュニティとのつながりを持つことが、結果として自分たちの住まいの価値を維持することにつながるのです。
中央区は高層マンションが立ち並ぶ都市部だからこそ、「孤独」を「孤立」させない仕組みづくりが急務です。行政のサービスを最大限に活用し、誰もが安心して住み続けられる、そして価値の落ちないマンション経営をサポートしてまいります。






